計装とは身体で例えるとするならば、神経にあたる部分です。

私たち人間が健康的に生活する上で正常な体温や水分量などがあるように、プラントにも少ないエネルギーで、効率よく、安定して製品を造り“操業”するためには各部の温度や圧力、燃料が適時・適量送られているのか、各部チェックする必要があります。
その役割を担っている部品が私たちの管理する計装機器です。

私たちはその計装機器が正しく測定しているかを日々チェックし、正しく測定していなければ何が原因であるか調査します。
発電機のタービンや何万ボルトもの高圧電源など他の職種とは異なり規模の大きいものは取り扱いません。
しかし、例えば加熱炉に送る燃料や空気の量を正しく測れないと、火災や装置の停止など一日で億単位の損失を招きかねない決して軽視の出来ない重要な業務です。

弊社は計装機器の中でも環境用・工業用分析機器に特化し、日々のプラント操業において排出される排ガス濃度の測定や石油製品に含まれる硫黄分の測定など、分子レベルの測定機器のメンテナンス可能な数少ない“希な企業”です。

電気とは一般の家庭でも使われている照明や自動車の動力、近年では電子決済など現代生活に欠かせないエネルギーそのものです。
当然、全国各地のプラントで使用され、また、発電プラントやプラント内の自家発電設備などで、常に作られ続けています。

この業界における電気は、大まかに高圧電源と低圧電源に分類され、プラント内で使用されるものは前者、家庭用などで使用されるものが後者です。

私たちは発電プラント等の電気設備の保全業務はもとより、家庭内のブレーカーから道路に面した外灯設置工事に至るまで、広範囲に渡り工事計画・設計施工を行っております。
各地域にお住まいの誰しもが必要とする電気に携わる業務は、恒久的な業務であると共に最重要とされる業務の一つでもあります。

また近年の発展が著しいIT業界において、通信設備は今や無くてはならない生活必需品です。
当社は今後、益々需要が高まる通信設備においても触手し、誰しもがより豊かな生活となり、明るい未来となるよう日々向上心を持って業務に取り組んでおります。

回転機とは、文字通り回転する機器を言います。

回転機には、自らが回転し動力を発生するものと他から動力を貰って回転し仕事をするものに二分されます。
例えば前者には発電タービンやエンジン等、後者にはポンプや圧縮機等が含まれます。

ＣＬＶでは、これらの回転機が不調を起こさず、プラントが計画外に停止しないようメンテナンスを行っています。

メンテナンスには、定められた期間プラントを停止して行う定期点検、プラントを停止せずに行う定期補修、そして不具合が発生した際に行う日常補修があり、その中でも日常補修は予備機のない状態を可能な限り作り出さないよう、如何に短時間でプラントの戦力に復帰させるか、非常に神経を使う業務になります。

長い時間と高価な部品を使用すれば機器は高品質に保つことはできますが、不具合原因を特定しそこから時間とコストを瞬時に判断し最適な補修内容を決めるという、高度な技術が我々には求められています。

予定した補修期間を短縮し性能が復活したことで、お客様からの「ありがとう」の一言が何よりのやりがいです。

プラント設備、回転機、電気や計装など設備の機器管理に共通して重要とされているものが図面です。

図面においては機器の設置工事から解体、修繕や増設等の全ての工事において先ず必要となるもので、図面無くして工事は円滑に進みません。
また、石油化学プラントなどの危険物を取扱うプラントでは国の法律で厳しく管理されており、工事においては必ず申請図面が必要となります。

そんな重要な図面ですが、管理しているのは人間であり、紙媒体から電子媒体の移り変わりなど漏れや抜けにより図面が紛失している事や機器更新後の最新情報か疑われる紙媒体の図面など曖昧な物が多々あります。

私たちはそのような機器を実際に現場で確認し、CADで図面を作成、電子データとしてお客様に提供する仕事を行っています。
また、新たに設置される機器図面の設計なども多職種の助言を基に行い、会社として施工も行います。

今後はCAD 3Dを習得すれば、3Dプリンターを利用した新たな事業の展望が臨めるなど、とても将来性とやりがいのある職種です。